知床遊覧船は小型でも船内で優雅に鑑賞|陸海空の動物と絶景を体感

今回は、特に小型の観光船のなかでも人気を集めている知床遊覧船について紹介していきます。

知床半島は、陸地からのアタックではその半分ほどしか魅力を味わえません。知床の全貌を知り、その魅力を思う存分堪能するためには、船を使う必要があります。

特に小型船だと、かなり近くまで各スポットや野生生物に寄ることができます。小回りが利くので、各席に配慮した位置取りが可能なのも魅力です。

この投稿をInstagramで見る

由里さん(@caroline18018)がシェアした投稿

知床遊覧船の3つのコース

map

(出典:知床遊覧船HP コース案内 https://www.shiretoko-kazu.com/course/)

知床遊覧船では、3つのコースが用意されています。知床岬コースとルシャ湾コース、カムイワッカコースです。以下に各コースの概要について説明します。

1. 知床岬コース

この投稿をInstagramで見る

りん と きのこいぬさん(@rintokinokoinu)がシェアした投稿

時間:3時間

料金:8000円 小学生半額

3つのコースのうち、最長になります。ヒグマとの遭遇率は94%です(2016年実績)。よほど運が悪くない限り出会えます。

知床岬の先端にある灯台を目指します。ここまでは車では来れません。船でしか行けない秘境を目の当たりにできます。

2. ルシャ湾コース

この投稿をInstagramで見る

co__2さん(@co__2)がシェアした投稿

時間:2時間

料金:5500円 小学生半額

通称ベアコースと呼ばれていて、ヒグマのメッカとして知られるルシャ湾を目指します。ヒグマとの遭遇率は98%(2016年実績)と、最も出会える確度が高いコースです。

基本的に、知床半島をウトロ側から眺めると、屹立した奇岩が連なる絶壁が広がっています。そのなかで、気まぐれのようにぽっかりと開けた場所があります。これがルシャ湾です。

アイヌ語で、浜におりる場所を指しています。ヒグマがのんびりと浜に出てくる様をキャッチできます。

3. カムイワッカコース

この投稿をInstagramで見る

知床クルーズ #知床クルーズ#知床遊覧船#知床#北海道

mayumi_ushizakiさん(@ushi_mayu28)がシェアした投稿 –

時間:1時間

料金:3300円 小学生半額

知床の聖地であるカムイワッカの滝を目当てに出航します。この滝には硫黄成分が多く含まれている関係上、化学反応を起こして周囲の海がエメラルドに輝いています

カムイワッカはアイヌ語で神の水を意味しています。神聖なる流れの輝きは、一見の価値があります。

3コースのなかで最も時間が短く、かつ料金も安いので、手軽に知床の魅力を感じたいという方におすすめです。

往路では野生動物との遭遇を期待

この投稿をInstagramで見る

Yasuhiro Kandaさん(@y._.kanda)がシェアした投稿

野生生物の発見に力を入れています。往路では特に、それらの探索に専念します。

知床では陸海空の動物たちが見られます。ヒグマの親子が水浴びを楽しんでいたり、レアなオジロワシやウミウといった鳥が空を舞い、岩場で羽を休めたりしています。

海では船のすぐそばをイルカがジャンプすると歓声が上がります。シャチやクジラといった大型の生物も目撃できます。

復路では知床の絶景をパノラミックに体感

この投稿をInstagramで見る

nananana.11さん(@nananana.11)がシェアした投稿

復路では、知床半島の全景を楽しめるように進んでいきます。往路で近くで見た岩や滝の造形を、また他の起伏と一体として全体的に見ると、違った魅力が感じられます。それこそ、知床の自然の雄大さがより如実に実感されます。

船内鑑賞が基本

知床遊覧船の特徴として、基本的に船外での鑑賞はしないことが挙げられます。席は全て船内にあって、窓に守られたなかで知床の風景を楽しみます。

特に知床の海は連山の影響で強い風が吹きます。確かに船外からの鑑賞はその強風を肌で感じられてダイナミックではあるのですが、風により飛び散る海水で服が濡れそぼる、という難点もあります。

海水で服を濡らしたくない、そのためにわざわざレインコートを着るのは面倒、といった方に知床遊覧船は向いています。船内でのんびりと観光したい人に最適です。

 2階に出れば船外鑑賞も可能

あえて外に出て風を感じたいという方のために、2階席も用意されています。こちらは完全に船外なので、思い切り知床の空気を吸い込めます

HPからの予約が楽でお得

予約は公式HP(予約方法 https://www.shiretoko-kazu.com/flow/)からが簡単でおすすめです。ネット予約特典として双眼鏡が無料でレンタルできます。野生動物は必ずしもすぐ近くにいるとは限りません。

特にヒグマは、海岸から少し上ったところにいるケースが多いです。この場合、双眼鏡があったほうがより細かくその動きを見られます。

他の観光船でも双眼鏡の貸し出しは行っていることが多いですが、基本的に有料で600円以上はかかります。

知床遊覧船の口コミ

「サケをくわえたクマが見れた」「突然吐き出した少女にスタッフがすぐさま制服を差し出して受け止めたのがカッコよかった」「滝の説明などをしてくれた。右側のお客が見れたら、今度は船を回して左側のお客にも近くで見れるようにしてくれた。心遣いが嬉しかった」など好意的な口コミが多いです。

「水がかからないと聞いたけれど後部座席は水が多少がかかる」という声もあるので、1階でも後ろに座る方は少しは濡れることを覚悟しておいたほうが良いです。

知床遊覧船についてまとめ

この投稿をInstagramで見る

Yoshiyuki Nakanishiさん(@yoshiyukinakanishi)がシェアした投稿

今回は、特に知床の小型船観光のなかでも人気のある知床遊覧船について紹介してきました。小型船でも船内でゆったりと満喫したい方に向いています

特に野生動物がいるとガイドとともに近寄ってくれるので、船内でも迫力があります。天候によっては、2階に出てより知床の魅了を肌でダイレクトに感じることもできます。

無料で借りた双眼鏡を片手に知床の刻々と変わる表情を余すことなくチェックしましょう。

■知床遊覧船の概要

住所:斜里町ウトロ東53

TEL:0152-24-3777

URL: https://www.shiretoko-kazu.com/

アクセス:女満別空港から網走駅へバスで30分 網走駅から知床斜里駅まで47分 ウトロ温泉までバスで50分 徒歩5分

(Visited 4,571 times, 1 visits today)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする