知床半島の硫黄山を陸と海から楽しもう!

知床硫黄山

知床半島にある硫黄山(いおうざん)は、活火山で、北海道羅臼町と斜里町にまたがる知床国立公園の知床半島に位置しています。
この知床の硫黄山は陸路から山頂へ向かうコースと、陸路では行くことのできない自然の宝庫である世界遺産知床の絶景を、海から眺めることができるクルーズ船で楽しむことができます。

今回は、「硫黄山への登山コース」と、小さなお子さん連れの方からご年配の方まで安心して利用できる海からの「硫黄山コース」をご紹介します。
陸と海から、知床の硫黄山を満喫しましょう。

知床の硫黄山(いおうざん)とは

硫黄山
知床にある硫黄山(知床硫黄山)は、知床半島の中央部に位置している、活火山です。
高純度の融解硫黄を噴出すことで有名で、かつては硫黄の採掘も行われていました。

1936年(昭和11年)に起きた噴火の際に、噴出した硫黄がカムイワッカ川に流れこみ、河口までを黄金色で埋め尽くしたといいます。

硫黄山は、活火山ではありますが、現在は休止状態であるため、登山をすることができます。ただ、噴気活動は常時盛んにおこなわれているため、火山ガスが発生していることに留意する必要があります。

Information

【住所】〒099-4356 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村
【交通】
■車:札幌から約6時間30分(道央自動車道 札幌IC→旭川紋別道丸瀬布IC経由)
■飛行機:中標津空港から車で約2時間20分(国道334号経由)
【駐車場】カムイワッカ駐車場に2台程度の駐車スペースのみ(その他待避所利用可能)
【料金】無料

知床・硫黄山登山口の利用の際の注意点

硫黄山登山口の利用について

知床・硫黄山登山口を利用するためには、事前に申請しておく必要があります。

「道路特例使用承認申請書」を北海道オホーツク総合振興局に申請すると、登山者に限り徒歩による通行が許可される仕組みとなっています。

ただし、カムイワッカ湯の滝から先の 知床大橋方面は通行止めとなっています。また、カムイワッカから硫黄山登山口までの区間の約600mは、落石の危険がありますので、十分ご注意ください。

【利用可能期間】
毎年、6月の第3週目の金曜日から9月最終週の日曜日まで利用が可能です。
※アクセス方法は時期によって異なります。

利用の流れ

①「道路特例使用承認申請書」を入手

②事前に申請書を持参or郵送orFAXにて提出

※なお、やむを得ない理由で、事前に申請書を提出できなかった方は、「カムイワッカゲート前」にある記載台にて申請書用紙に必要事項を記入のうえ投函箱に入れてください。

【提出先】
北海道オホーツク総合振興局 網走建設管理部用地管理室管理課 管理第二係 宛
【住所】
〒093-8670 北海道網走市北7条西3丁目
【FAX】 0152-43-4953

【駐車場】
硫黄山登山口から約1㎞ 前に 登山者用の駐車スペースがあります(乗用車4台分程度)。

【登山の心得】
●服装
登山口から頂上までの標高差は約1,300m(新噴火口までは約600m)となっております。
山の急激な天候の変化を想定し、防寒対策等には十分ご注意ください。

ヒグマ対策
知床ではどこでヒグマに出会ってもおかしくはありません。
・鈴や笛などで音をたてながら歩く
・食べ物やゴミを捨てたり埋めたりしない
・万一のためにクマスプレーを携帯しておく

注意事項
・登山道上に水場はありません。
・登山道上にトイレはありません。カムイワッカの仮説トイレ、もしくは携帯用トイレをご持参ください。
・登山道の荒廃を防ぐため、登山用ストックの先端にはキャップ装着にご協力ください。

【登山】硫黄山・連山縦走コース

硫黄山コース

硫黄山
「硫黄山コース」は、硫黄山登山口から硫黄山の山頂まで行けるコースです。

道中、安山岩質の成層火山で、資源利用のために硫黄を採掘していた跡地も見られるほか、硫黄山の噴気活動も体感することができます。

登山口から様々な変化に富んだ光景を観ることができ、山頂直下の切り立った岩場を越える頃には、山頂からは壮大な眺めを堪能することができます。

知床にある硫黄山は7月中旬まで雪が残る場所もあるため、道迷いを起こすことも十分考えられますので、注意が必要です。

【所要時間】

・登山:4時間30分程度

・下山:3時間30分程度

【距離】約5km

【標高差】1320m

【駐車場】カムイワッカ湯の滝ゲート(無料)

【水場・トイレ】なし

【野営地】なし

連山縦走コース

シレトコスミレ
「連山縦走コース」は、羅臼岳から硫黄山に至るコースです。

登山ルートは、

羅臼岳→三ッ峰→サシルイ岳→オッカバケ岳→南岳→知円別岳→硫黄山

となっています。このコースの山々の標高は1500~1600m級で、ハイマツや矮小化したダケカンバなどの樹林がパッチ状に広がります。また、登山道沿いにはエゾノツガザクラやチングルマなどの高山植物が花畑となり広がっています。さらに、知床の固有種でもあるシレトコスミレが硫黄山周辺に生育しています。シレトコスミレの見ごろは、毎年6月中旬~7月上旬となっております。

【所要時間】1泊2日~2泊3日程度

【距離】:約9.8km(羅臼平から硫黄山登山口まで)

【標高差】:260m

【駐車場】:羅臼ビジターセンター第2駐車場・木下小屋周辺・カムイワッカ湯の滝ゲート(無料)

【水場】:雪渓状態によって異なります

【野営地】:羅臼平、三ッ峰、二ッ池、第一火口

Information

【名称】知床世界自然遺産・知床国立公園 羅臼ビジターセンター
【住所】〒086-1822 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27
【電話番号】0153-87-2828

【知床半島クルージング】「硫黄山コース」

~ゴジラ岩観光~

オロンコ岩
ゴジラ岩観光では、知床をクルージング観光で楽しませてくれます。いくつかクルージングコースがある中で、初めての方にもおすすめなのが、
「硫黄山コース」です。短時間のクルージングでも幸運の鳥、ケイマフリやヒグマに出会えることもあります。

【出発時間】1日4回(8:15 11:00 14:15 16:30)
【料金】  大人3,500円 小学生1,750円(6歳未満の幼児は無料)
【所要時間】約1時間
【運航期間】4月25日~10月31日
【最低運航人数】7名以上からの運航
※硫黄山コース16:30最終便の乗船は、日没の関係で9月15日までとなっています。
※ゴジラ岩観光のクルーズ船は小型船なので、揺れが気になる方はご注意ください。

~航路~
ウトロ港を出港し、海上から下記の絶景が楽しめます!
★プュニ岬:オホーツクの海岸線そして、ウトロ港が一望できる絶景。夕日の名所としても知られています。
★フレペの滝(乙女の涙):断崖の亀裂から落ちる滝は、知床連山に降り注いだ雨や雪なんです。
★男の涙(湯ノ華の滝):知床半島の地下水が岩肌から噴出し、豪華に流れ落ちます。近隣の「フレペの滝(乙女の涙)」と対比し、「男の涙」と呼ばれています。
★クンネポール:先住民族のアイヌ語で”黒い穴”という意味があり、数ある奇岩の代表格ともなっています。
★カムイワッカ湯の滝:先住民族のアイヌ語で”神の水”という意味の名瀑とされています。

冬季期間ではありませが、海上は温度が少し下がります。上着など羽織るものを持っていくと安心です。
Information
【名称】 ゴジラ岩観光
【住所】 北海道斜里郡斜里町ウトロ東51
【電話番号】 0152-24-3060

~知床観光船「おーろら」~

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知床観光船「おーろら」にも、「硫黄山航路」があります。所要時間1時間30分のコースを全長45メートル、全幅10メートル、定員400名の大型クルーズ船でゆったりと観光できます。

【出発時間】1日4回(8:15 10:30 12:30 14:30)

※但し7/1~8/31は16:30にも出発するので、5回/日となります。
【料金】  大人3,300円 小学生1,650円(6歳未満の幼児は無料)
【所要時間】約1時間30分
【運航期間】4月28日~10月25日

~航路~
ウトロ港を出港し、海上から下記の絶景が楽しめます!
★オロンコ岩:ウトロ港近くにある、高さが60mもある巨大な岩で、その昔、周辺に住んでいた先住民族「オロッコ族」から、その名が付けられたということです。
★夕陽台:知床国設野営場の一角にあり、夕陽の名所として愛されています。若い旅行者たちのデートスポットとしても人気があります。
★プュニ岬
★フレペの滝(乙女の涙)
★知床五湖:知床の原生林に囲まれた、幻想的な5つの湖です。
★カムイワッカ湯の滝

知床観光船「おーろら」には、大型船ならではのトイレや売店が完備されています。小さなお子さんや年配の方にも安心して乗船してもらえます!

Information
【名称】 道東観光開発(株)
【住所】 北海道斜里郡斜里町ウトロ東107番地
【電話番号】0152-24-2146

幸運の鳥、ケイマフリとは?

ケイマフリ

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ケイマフリとは、アイヌ語で「ケマフレ=赤い足」を意味する海鳥のことです。日本国内では知床半島斜里町側・天売島・青森県の一部などで繁殖が確認されています。世界的に数が減少しおり、知床半島ではウトロ周辺にのみ生息しています。毎年5月から8月の繁殖期には、切り立った断崖の穴の中に巣を作り、子育てを行っています。その鳴き声から、”海のカナリア”とも呼ばれています。知床クルージングで「硫黄山コース」に乗船した際は、ケイマフリを見つけるのも楽しみの一つになりますね!

まとめ

いかがでしょうか。知床の硫黄山は、陸からも海からも楽しむことができます。

陸から硫黄山に自分の足で登るのは、危険や大変なこともありますが、
地球の息吹を間近で感じられ、頂上からの絶景には感動せずにはいられないでしょう。

また、海からのクルージングは小さいお子さんから年配の方まで楽しめるため、
ご家族で観光にいらした方にはおすすめです!

ここ知床の硫黄山を、陸と海、あなたはどちらで堪能したいですか?

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