カシュニの滝は知床の数ある名瀑のなかから、特に美しいと評判の滝です。
カシュニの滝はアイヌが陸路で足を休めた場所
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知床岬とカムイワッカの滝の真ん中に位置するのが、カシュニの滝です。アイヌ語でカシュニは「板小屋のある場所」を指しています。
かつてアイヌがウトロから知床岬へ縦断する際に、ここで足を休めたことからそう呼ばれています。しかし、現在は、人が陸路で知床岬を目指し、カシュニの滝で小休止、ということはできません。
陸路ではアプローチできないので、カシュニの滝を観るには、ウトロから出る観光船を利用するほかありません。
滝を目の当たりにすれば、それが出てくる切り立った崖の佇まいから、陸地から行くのは無理だな、と一発で分かります。
黒と白のコントラストが壮観
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落差は約30mです。知床岳からチャラセナイ川が岩肌を縫って落ちてきます。知床の断崖の狭間で、暗く大きい洞窟をバックに降り注ぐ瀑布は、多くの観光客から最も美しいスポットだと感想を集めています。
洞窟の黒と滝の白のコントラストが優美です。
知床遊覧船のような小型のクルーザーだと、滝までかなり近づいてくれるので迫力があります。特に滝の近くで停まってくれるので、じっくりと鑑賞できます。
海に直接に滝が落ちるのは、世界的にも珍しいです。滝が落ちたエリアは、魚が豊富なため、ヒグマがエサを求めて海岸に現れることもあります。↓音量注意
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最長の知床岬コースを選ぶ
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観光船では概ね、カムイワッカの滝コース、ルシャ湾コース、知床岬コースと3つに分かれています。知床岬コースが知床半島の最果てまで行くので最も航行距離が長く、時間もかかり、お金もかかります。
しかし、カシュニの滝はルシャ湾より先にあるので、ルシャで引き返すルシャ湾コースでは足りません。カシュニの滝を観るためには、知床岬コースを選ぶ必要があります。
先に例に挙げた知床遊覧船の場合、知床岬コースは大人8000円(小学生4000円)、所要時間は約3時間となっています※。カシュニの滝まではウトロ港から約1時間です。
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夕暮れ時など時間帯によっても見え方が違うので、出航時間にも配慮するのがおすすめです。ちなみに、知床遊覧船の知床岬コースは9時半と13時15分の2便が出ています。
※参考:知床遊覧船 https://www.shiretoko-kazu.com/course/
information
名称 カシュニの滝
住所 北海道斜里郡斜里町遠音別村
電話番号 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)