【滝の下の番屋】チャラセナイの滝と一体の構図|定置網の拠点

知床観光船に乗って各スポットを鑑賞していると、所々に番屋があるのが分かります。番屋というのは、漁師を始めとする漁業関係者が休憩などで利用する建物です。

番屋で寝泊りをして、漁に繰り出すこともあります。

知床番屋祭が人気を博した

以前は、秋にウトロ港で「知床番屋祭」が開催されていて、地元の方や観光客に好評でした。
北海道の名産であるホッケや水ダコが、番屋を彷彿とさせる空間に並べられました。新鮮なタラバガニを食べることができ、さらに漁師が作った山漬け(漁師が家で漬ける塩鮭)も評判が良かったです。

2019年の秋(9月29日)は、しれとこ産業祭りが開催されます。ここでも斜里町のグルメを味わえます。オホーツクで獲れたサーモンのチャンチャン焼きや、あきあじの鍋、でんぷん団子などが魅力です。

この投稿をInstagramで見る

nthさん(@00htn00)がシェアした投稿

滝の下の番屋

この投稿をInstagramで見る

中野ゆきさん(@yukipon_nakano)がシェアした投稿

番屋のなかでも、特に滝と一体となった構図でカメラマンに人気があるのが、滝の下の番屋です。チャラセナイの滝の下に位置しています。

滝の水力を利用して番屋の発電をしています。

チャラセナイの滝は、川から流れ落ちています。川と海の水が交わる滝周辺は、身体を慣らすためにサケが集まります。漁場として優秀なために、番屋が設けられているわけです。

観光船でのみ鑑賞可能

番屋の前に定置網を仕掛けている関係上、それほど近づくことはできません。
しかしこの滝は、観光船でしか観られないものです。カメラのズーム機能を上手く使って撮影する人が多いです。

チャラセナイの滝は、ルシャ湾から10分ほどのところにあります。そのため、観光船では、ルシャ湾コースだと見られません

最長の知床岬コース(大型船で3時間45分、小型船で3時間)を選ぶ必要があります。

大型船を選ぶ人が多い

この投稿をInstagramで見る

えみっこさん(@p_amy_b)がシェアした投稿

小型船のメリットとして、各スポットに近づきやすいことが挙げられます。特にヒグマなどの野生動物がいたときに、岸にかなり近づいて鑑賞できます。

ただ、前述の通りチャラセナイの滝や滝の下の番屋に限っていえば、定置網の影響や遠浅の理由で、小型船でも近づけません

スポットに近づけるというメリットは薄くなります。チャラセナイの滝や番屋が目的な場合、知床岬コースで乗船時間が長いこともあり、おーろらのような大型船でのんびりと行くことを選択する人が多いです。

Information
名称 滝の下の番屋
住所 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村
電話番号 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)

(Visited 951 times, 1 visits today)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする