知床連山とは、豊富な自然に恵まれ世界遺産にも登録されている知床半島の中心部に位置する火山が連なる大山脈、それが知床連山です。
麓からから眺めるもよし、登ってみるもよし、山頂から知床を一望するも良し。
知床連山は様々な形で知床観光を楽しませてくれる魅力が詰まった存在です。
本日は、そんな知床連山の楽しみ方をいくつかご紹介していきたいと思います。
知床連山とは
知床連山とは、知床半島の中央部に位置し、2つの町を二分するように火山が横一列に連なった大山脈をさします。
最高峰の羅臼岳をはじめとして三峰、サシルイ岳、オッカバケ岳、南岳、知床別岳、硫黄山などが並びます。
知床連山を「知床五湖」から眺める
知床といったらまずはここ!というくらいに有名な観光スポットである知床五湖は、その名の通り5つの神秘的な湖からなる。知床八景にも数えられているここから眺める知床連山は格別ですよ。知床五湖にはバリアフリーにも対応しているくらい歩きやすい「高架木道」とツアー予約が必要でガイド付きだったり事前レクチャーが必要だったり本格派の「地上遊歩道」の、2つの散策コースがあります。いずれも知床五湖の湖の美しさや自然、背景にある知床連山の山々など、見応え抜群の観光スポットです。
晴れた日の湖は鏡のように美しく、知床連山をきれいに映し出す様は絵葉書にでもなりそうな景観です。また、夕陽に染まる知床連山は一見の価値あり!!!
Information
名称:知床五湖
電話:知床五湖フィールドハウス(0152-24-3323)
利用期間:4月下旬〜11月下旬(予定)
駐車場:あり(有料→大型バス・乗用車・バイク)
トイレ:あり(車いすにも対応)
備考:レクチャー受講、ヒグマ活動記のツアー予約受付等
知床連山2泊3日の本格縦走
知床連山の魅力を堪能したい本格派にはやっぱり知床連山縦走がおすすめ。日帰りで硫黄山を登れる手短なコースから、二泊三日の本格的なコースまで、ガイドツアー会社が色々と企画をしています。道中には様々な見どころがありますが、個人的には山で見られる花々がおすすめポイント。雪渓や火山活動が作り出した岩場などワイルドな世界観の中に咲く花はより一層その美しさが際立って見えることでしょう。高山植物のハイマツ、夏に一斉に咲き乱れる二重山稜と雪田が作り上げる花畑、中でも特におすすめなのが知床半島の固有種として知られる「シレトコスミレ」です。7月~8月頃にかけて小さな白い花を咲かせるのでタイミングが合った人はぜひ探してみてください。
知床連山の中でも最高峰である羅臼岳の山頂からは、知床連山の縦走路や麓に広がる原生林、はたまた太平洋側に目をやると国後島を一望することができます。
ヒグマ出没注意というのは近年誰しも耳にしたことはあるかと思いますが、登山中はいま一度気を抜くことなく注意が必要です。知床自然センターには熊撃退スプレーのレンタルの用意もあるようなので利用するのもありですよ。
いかがでしたか?知床連山という錚々たる山々が連なった大山脈は、知床半島の中央に堂々と佇み、その存在感といったらありません・・・豊かな自然に囲まれた知床観光の中でも決して欠かすことのできない知床連山は、遠目で見るにしろ足を踏み入れてみるにしろ、必ずや見て感じてほしい知床の自然そのものです。観光で訪れる際はぜひ参考にしてみてくださいね。