知床で海鳥や野生動物への餌やりはやめましょう。

知床 海鳥

知床で海鳥や野生動物への餌やりはしてはいけません。

それは、知床に息づく海鳥や野生動物への
餌やりを行うことで、生息に影響を与えることが
懸念されるからです。

知床では、希少な海鳥や野生動物が
それぞれの豊かな生態系の中で生きています。

そこに私たち人間が加わることで
世界自然遺産である知床の自然を
壊すことにつながりかねません。

今回は、知床の海鳥や野生動物への餌やりが
彼らに及ぼす影響、また私たち人間に及ぼす
影響についてお伝えします。

知床の豊かな生態系

流氷 冬 ワシ 捕食
知床には、豊かな生態系が存在します。

知床半島には、冬になると
大量のプランクトンを含んだ流氷が接岸します。

この流氷が運んでくる豊富な栄養分は、
知床の海にいる小魚たちの餌となり、
その小魚を餌とするクジラやイルカ、
さらには海鳥などを育み
豊かな海を生み出しています。

また、海を回遊し、豊富な栄養分を蓄えたサケやマスは、
産卵のために、ふるさとの川へと帰ってきます。

そこで、ヒグマやオジロワシなど
今度は陸にすむ動物の貴重な餌となります。

やがて動物達の糞や死がいやは土に返り
山の草木の養分となり、知床の森を豊かにしてくれます。

さらに木の葉や枯れ木も土に返り、
雨や雪解け水によって川に流され海に到達し、
知床の海の生き物たちの栄養分へとつながります。

このようにして知床では、
海の生き物たちと、陸の生き物たちの
生命が循環し、支え合いながら
豊かな生態系を作り出しているのです。

知床の海鳥や野生動物とは?

知床の海鳥

ケイマフリ
※画像はケイマフリ

・ケイマフリ
・ウトウ
・オオセグロカモメ
・ウミネコ
・エトピリカ
・ウミウ
・ヒメウ
など

知床の野生動物

知床の船から見えるヒグマ
※画像はヒグマ

・ヒグマ
・キタキツネ
・エゾシカ
・エゾリス
・シマフクロウ
・シャチ
・クジラ
など

知床の海鳥や野生動物へ餌やりをしてはいけない理由

知床の海鳥や野生動物への餌やりによる影響

・海鳥や野生動物が自ら探すという
ごく自然なことを阻害する

・人間が与える餌はカロリーが高く体に悪いため
病気にかかりやすくなってしまう

・海鳥や野生動物が消化不良を起こす可能性もある

・人間から与えられた餌を覚えていて、
不法投棄されたごみも食べてしまうこともある

・ヒグマなどが人間に近づくようになれば、
駆除されてしまうこともある

つまり、豊かな生態系が壊れてしまうことにつながります。

私たち人間への影響

・知床にやってくる海鳥たちの中には、
鳥インフルエンザに罹患した鳥もいるため、
そこから人へと感染してしまうリスクがある

・ヒグマが車に近づいてくることで、
交通事故のリスクもある

・キタキツネはエキノコックス症
という寄生虫を持っていることもあり、
私たちへも感染する可能性がある

おわりに

知床で海鳥や野生動物への餌やりをしてはいけない理由
がお分かりいただけましたでしょうか。

知床では、海と陸とが互いに循環し合い
豊かな生態系を作り出しています。

海鳥や野生動物へ餌やりを行うことで、
彼らが生きる生態系を破壊したり、
死に追いやる危険性もはらんでいます。

また、私たち人間への影響も忘れてはいけません。

世界自然遺産である、知床を守るためには、
生態系を壊す行動はせず、“見守る”ことが大切です。

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